Feb 4, 2012

新しいアドレスに変わりました。

ブログが新しくなりました!!

これまでの掲載記事は、そのままご覧頂けます。
画像のUP容量が99%ととなり、新規でアドレスを作成致しました。

新しく以下のURLとなりました。


同様に、WARP AND WOOFも新しいURLとなりました。

New WARP AND WOOF BLOG

是非、ご覧下頂ければ幸いです。

Jan 12, 2012

新年、明けましておめでとうございます。

昨年から始めたTALLBOYのトラディショナル・IVYのカテゴリーももうすぐ1年が経ちます。

商品数はそんなに多くありませんが、一つ一つ真剣に取り組んできました。
いずれも良いものが出来たと思っております。

そしてこれからも様々な事や物を伝統や文化を含め提案していきたいと思います。
私も分からない事がたくさんあるので一緒に勉強しつつですが、。


本年も宜しくお願い致します。

Dec 30, 2011

TIES

古着屋巡りをしているとついつい買ってしまうネクタイ。
下の写真は私物ですが、現在も違和感なく使えそうな物を基準に購入するので結構地味目です。
当時はジャケットやベストのVゾーンは狭いのが流行で、そのため必然的にタイも細め、結び目も小さく仕上がるプレーン・ノットが定番です。柄もレジメンタル・小紋・ペイズリー・クレスト・ドット・チェックなどのトラディショナルな物が基本です。
シャツやジャケット、ベスト等の組み合わせによってネクタイも様々な種類が欲しいところですが、いざ探すとなるとなかなか良いものは見つかりません。


そこで、グローブに続いてネクタイも作ってみようかなぁと思っています。
只今、生地を探し中です。
完成したらまたアップ致します。


これからもいろいろな企画が出来れば良いと思っております。
来年もTALL BOYを宜しくお願い致します。

Dec 23, 2011

Dress Gloves ~完成!!!~

前回の修正パターンを更に修正を加えてようやく型紙が完成しました。
これを元に皮革を裁断していきます。

裁断後、まず最初に手の甲の3本線(飾りステッチ)を縫います。
3本線の両端は糸を緩め引っ張って叩いて平らにします。
親指のパーツを付けます。曲線と曲線を縫い合わせるのでとても難しいです。親指終了。

次にそれぞれの指のマチを手の甲側から縫って行きます。
続けて手の平側から縫い合わせます。一針一針を慎重に。
親指の爪を目安に針を刺していくので爪の間に刺さらないように注意です。刺さるとチョー痛いので、真剣です。
時間は掛かりましたが指部分は全て縫い上がりました。
なかなか綺麗な出来です。

最後にグローブの口を縁取りしていきます。
見えない部分ですが、ここだけ唯一ミシンを使います。
縁取りの押さえはもちろんハンドで。
ここらへんまで来るとさすがに指が痛くなってきましたが、もう一踏ん張り・・・

そして、完成です!!!
我ながら良く出来ました。
こんな感じです。
手間が掛かった分出来上がった嬉しさは大きいですね。

嬉しさついでに先日上がってきたダッフルコートに合わせてみました。
全体の黒にイエローベージュのグローブが綺麗に映えます。
グローブをするだけで少しドレスアップです。
大人な雰囲気です。
ダッフルの麻紐とトグルにもマッチしてイイ感じです。
最高です!
あったか~い!
これで冬も乗りきれそうです。 経年変化も楽しみです。
またシープやカーフ、ペッカリーなどの別の皮革でも作りたくなってきます。

来年こんな企画が出来れば、です。

Dec 15, 2011

Dress Gloves~その2~

先日アップしたドレスグローブですが、ぶっつけ本番は怖いので仮に作ってみました。

皮革は家に余っていた牛革を使用です。
少し厚めで伸びも少なめですが、いけるかなぁ、と。

まずは裁断です。
型紙を写してカッターで一つずつ切って行きます。裁断終了。順調です。次は縫製です。
仮縫いなのでミシンを使用します。
間違えないように慎重にゆっくりと手回しで縫っていきます。
おでこが眩しくてすみません。





皮革専用のミシンではないので針目が飛びやすく、綿糸を使用したので糸は切れるしで縫製はとても大変です。
曲線と曲線、角と角の縫い合わせが多くて難しくなかなかはかどりません。
思ってた以上に時間は掛かりましたが夜なべをしつつ、やっと完成です!
取りあえず装着してみます。パッと見、良い感じに見えますが、。

実は、無理やり手を入れています。

甲の3本ラインの糸調子の失敗で全体の幅が小さくなってなってしまいました。
しかも革が伸びない、固い。
う~ん、手がうっ血しそうです。
水掻き部分も革が当たって痛い!
もっと適切な皮革選びが必要でした。

他にもミスが多くて反省です。

それらの反省点を活かし、縫製の順序や皮革の種類なども考え型紙を修正していきます。
型紙の修正は完了。
そして次はいよいよ本番です。

良い皮革が手に入ったのでこれを使用します。
革屋さんと相談しつつ肌理が細かい上質な日本産のピッグスキンにしました。
色は黄色みが強めのベージュです。
シボの出方も雰囲気があって良い感じです。
完成させるのがとても楽しみです。
時間は掛かると思いますが、出来上がったらまたアップ致します。

Dec 9, 2011

Dress Gloves

最近めっきり寒くなり、指がかじかむ事が多くなりました。

ポケットに手を突っ込んでも良いのですが、やはり紳士の嗜みとしてはグローブが必需品です。
グローブも正装、カジュアル、ワークなどとTPOに応じて使い分けが必要です。

その中でもカジュアルにも少しドレスアップした時にも使えるものが、30'sのカタログを見ると色々と載っています。
基本的な形は大体一緒ですが、ケープスキン(羊)・ラムスキン(山羊)・ピッグスキン・ホースハイド等、皮革の種類は様々です。ライナーの有り無し、スナップの有り無しが選べたりします。

普段私が愛用しているヴィンテージのグローブは、皮革はピッグスキンでライナーとスナップ無しの一番シンプルなタイプです。とても気に入ってます。

当時のピッグスキンは野生の豚で、とてもしなやかで柔らかく高級な革だったようです。
カタログの中でも一番高いです。
よくグローブに使用される高級皮革のペッカリーにも似ていますね。豚特有の毛穴とシボ感、そしてこのアメ色がとても良い雰囲気です。
良く手に馴染み、フィット感も最高です。ただちょっと使いすぎて手の平側が擦り切れて糸も解れてきました。
何度か直したのですが、。
シミまで出来てしまったのでさすがに限界です。そこで、どうせなら型をとって自分で作ってみようと思い、思い切って分解してみました。

こんな感じです。
単純ですが良く考えられた構造で面白いです。
長年の使用での型崩れや縫い伸び等を考慮し、自分には親指と人差し指が長過ぎたので(この2本の指は一番使用する指なので運動量を考えもともとゆとり多めに作られています)それも修正して型紙を作製です。
これから皮革を裁断して縫製です。
ちくちくちくちく手縫いです。パーツ数が多いので時間も手間もかかります。
デンツやメローラのグローブが高いのも納得出来ます。

寒いので早めに完成させて続きはまたブログでアップ致します。

いずれグローブも生産出来れば、と思っております。

Dec 1, 2011

こんな部屋ですが、掲載して頂きました!

紹介が遅くなりましたが、現在発売中のLIGHTNING ZERO Vol.1にインテリアショップのスタッフとして私の部屋を掲載して頂きました。
有り難う御座います!右下、大仏のように座っているのが私です。偶然か必然か、洋服もインテリアも50年代から60年代後半位のモダンでカラフルなデザインの物が好きです。アメリカだけにこだわらずですが、。

但し、一日の半分を過ごす部屋ですので、住み心地の良い安心できる空間が必要です。
もちろん長い時間過ごす場所だからこそデザインだけでは無く実用性も重んじます。


そんな感じで、私の部屋ですが。
全体は地味な色で抑え、圧迫感が出ないように収納や部屋の扉を取っ払って代わりに背の低い家具で間仕切りをしています。
照明は全てLEDで省エネです。
木製の家具や植物など有機的なもの置く事で温かみが増します。
中央にあるカメの水槽からはマイナスイオンが出ている気もします。
ちなみに、私の愛亀はオオアタマヒメニオイガメです。

部屋の中のアクセントとして、お気に入りの60'sオランダの"TOMADO"のスタンディングシェルフです。 単純な構造なので、棚を増やしたり繋げたり住環境に応じて様々に使用出来る機能性の高いシェルフです。楽しめます!
EAMESの子供用テーブル(一人暮しには丁度良い大きさです)に、ラグはUNDER COVERです。
カラフルな配色にグッときます。
両方ともヴィンテージではありませんが、良いものは良いので。
Alexander Girardが好きなので、コレクション的な物もありますが、。
あくまでインテリアの一つとして、です。
ファッションと生活の場、2つを両立するためにインテリアにもデザインや実用性・機能性などのバランスを考えたコーディネイトが必要です。
洋服と同じですね。

リラックス出来る快適な空間と、自分の好きなデザインに囲まれて得られる満足感がとても重要だと思います。


LIGHTNING ZERO Vol.1は関東1都6県の雑誌・書籍のお取り扱いがあるセブンイレブンと、通販も出来るようですので、機会がありましたら是非ご覧下さい。

有り難う御座います!

Nov 25, 2011

Lace Front Style Shirts

レースアップのプルオーバーシャツが欲しかったので作ってみました。
賛否が分かれるレースアップですが、私が大好きなので、。
50~60年代に良く見られるレースアップのプルオーバーシャツですが、素材はウール、ベロア、スウェットなど様々です。

元々はネイティブアメリカンやウエスタンスタイルから生まれたものだと思いますが、大概は第2次大戦後のデザイン重視によるアレンジと簡略化でCPOシャツと合体したようなデザインが多いですね。


下は50年代のウールの物です。
レザーレースに木製の紐止め、脇はコの字止めジッパーとディテールはとても素敵で着脱もし易いですが、作れば売れるバブル時期のテキトーな物作り。
袖も見頃も太い寸胴なシルエットで縫製も雑です。

こちらは戦後のいい加減な物作りが見直された60年代製のもので、きちんとした型紙・縫製で作られています。
動きやすく、とても良いシルエットです。30'sの物作りに共通します。


そして今回試しに作ったものです。
生地は麻100%で、レースはロウ引き綿紐を使用しました。
全体を黒で引き締めて少し大人の感じです。
脇と袖下を巻き縫い(2本針)にしたので脇のファスナーは無しです。シルエットは良いのですが、生地が固く、サイズも自分には少し大きかったので一回洗ってみました。残念ながら予想以上にタテに大きく縮んでしまったので、写真だとあまりカッコ良く見えませんが、。

やはり脇にファスナーを付けないと着づらいですし、まだ野暮ったい印象があるので色々と修正やアレンジを加えて自分が着たいと思える良い物をまた作ろうと思っています。

出来上がったらまたアップします。

製品化は未定ですが、ご要望が多ければ、、、。